僻地感が旅愁を誘う山陰本線。沿線の観光地は海水浴場と温泉津温泉、内陸部に石見銀山と津和野があるくらいだが、疲れた心を癒す旅には良いかも知れない。宿泊するなら、石見神楽のスケジュールに合せて温泉津温泉に宿をとりたい。なお、益田には柿本人麻呂の終焉伝説あり(石見益田氏は子孫とも)、梅原猛は『水底の歌』で石見入水説を提起(いろは歌の暗号「とがなくてしす」はその傍証か)。