首里城は琉球王国の王宮にして明使節の迎賓館。琉球王は明朝の代官たる地位を示すため、紫禁城へ向けた首里城を極簡素に造営(使節を迎える守禮門のみ豪華に)。冊封国の悲哀を伝える場所だが、ともかく焼落ちた首里城の復興再建を祈りたい。御嶽は琉球王国における「きこえおおきみ」(王女が務めた最高神女)の威厳を偲ばせる。識名園(王家別荘)、王陵(沖縄特有の破風墓)も見所。駐車場不足が難点(かつては路上駐車も満車状態だった記憶あり)。