高山は飛騨国の主邑にして鉱物・材木取引の中核都市。徳川幕府は金森氏を追出して天領と為し、飛騨郡代・陣屋を置いて飛騨杉取引を奨励。材木産業は衰退したが、どういう経緯か、現代の高山は飛騨山中に突如現れる日本最大級の街並み観光地に発展。「古い町並み」の喧騒を離れ、江名子川縁の寺社群を巡り高山城跡へ上る散策も一興。夕食は観光食でなく、王道の飛騨牛ステーキを味わいたい。